ニセコに高級ホテル 安藤忠雄氏デザイン 香港資本、１０年開業

ニセコに高級ホテル　安藤忠雄氏デザイン　香港資本、１０年開業

　【ニセコ】外国人スキー客受け入れで国際観光地への飛躍を目指す後志管内ニセコ町で、香港資本の不動産開発業者アンヌプリランドＬＰなどが、ホテルやコンドミニアムを中心とする高級リゾート開発を計画していることが二十三日分かった。世界的な建築家の安藤忠雄さんがデザインを担当し、高級ホテルの「カペラホテル・アンド・リゾート」の一施設として運営される。オープンは二〇一〇年の予定。

　計画では、ニセコアンヌプリ国際スキー場入り口付近の約十三万平方メートルにリゾート施設「カペラニセコ」を建設。八十室からなる低層ホテルは各部屋に温泉を引き、レストランやスケートリンク、プールなどの施設を整備。また周辺にはコンドミニアムや別荘など百五十戸を建て、各戸に暖炉や露天風呂などの豪華設備を設ける。

　総事業費は二百億円近くになるとみられる。カペラニセコの運営は、カペラホテル・アンド・リゾートを世界展開する「ウエスト・ペース・ホテル・グループ」が協力する。

　安藤さんは「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞を受賞し、東京の住宅・商業施設「表参道ヒルズ」などを手がけており、北海道新聞の取材に対し「ニセコの自然美を生かした高級リゾートを整備したい」と語った。

北海道新聞 - 04/24



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